ものづくり経営学 6章要約


ものづくり経営学―製造業を超える生産思想 (光文社新書 293)を読んでいるので、要約の習慣をかねてちらほらと綴る。本日は6章「ものづくり発想のブランド戦略-マツダの取り組み」

この章では、マツダの例をあげながら製品開発の段階からマーケティングまでを一つのブランド戦略することが、自社のブランド力を高めることができると書かれている。

日本企業は総じて「ものづくり」の組織力では欧米に勝っているものの、”「もの」としての価値にふさわしいブランドの価値が実現されていない”(P99より)という問題を抱えている。これは、製品開発のチームと、広告・営業などのマーケティングチームとの間に十分な連携がとれていないという指摘がある。

他方、欧米の有力ブランドを持っている企業は、”製品コンセプトの発想段階から製品開発のエンジニアとマーケターが連携する傾向が見られる。”(P.102)とある。このことから、自社のブランドを消費者に浸透させるためには、エンジニアとマーケターの連携が大切だということがわかる。

この連携を実践した企業の一つが、自動車メーカーのマツダである。マツダは1996年に不振におちいり、マツダ再建に名乗りを上げたフォードの当時マーケティング担当専務のマーク・フィールド氏は、マツダのブランドDNAを社内で共有させる試みを行った。その結果、マツダは”セダンであれミニバンであれ、全てスポーティーに走る、そして乗って楽しいものでなければならない”(P105)というブランドイメージが社内に浸透するようになった。

このブランドイメージを踏まえて、マツダは①業界トップを目指す領域、②上位に位置づけられる領域、③業界の標準的水準でよい領域 の3つの領域において製品の優先順位を明確化させた。このように優先順位をハッキリとさせることで、資源投入が効率化され、マツダの様々なクルマが共通のブランドイメージを持つようになった。

このように、製品開発の段階からマーケティングまでの一貫としたブランド戦略を行う事で、核となるブランドが生まれそれが競合他社に対する差別化にも繋がる。そんな6章でした!・・・たぶん。



感想。
俺は営業をやるんだけれどさ、たぶんパソコンかプリンターかサーバー。エンジニアが作ってくれたものをただ顧客にアピールするだけじゃダメなのかも、と感じました。顧客が自社のどんな製品を望んでいるのか、自社はどんな製品作りを得意とするのか、それを分析してエンジニアと共にブランドイメージを作ったマツダのような、取り組みが大切なのですね。

マツダのマネができるわけではないけれど、まだ営業の仕事を経験していないけれど、ブランドイメージの浸透について考えさせられた6章でした。

「100%のユーザーに、10%の満足をあたえることではなく、マツダ車を選択してくれる市場の10%の顧客に100%の満足を与えられる」それがマツダクオリティ。



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